施工前に関して

やること

数量・工期・条件が明確になったとしても、すぐに実行となるわけではありません。
見積もりをした際、莫大な費用が掛かってしまったり、長期の工期計画になってしまったりと、条件が厳しくなることがあります。
その際は、豊開発から施工条件をこのように変えてみてはいかがでしょうか?と提案します。
これが組織の追加要求事項の確認です。

なぜやるか?

1つは、実際に工事が行われた際に、安全かつ確実に、施工を完了させるためです。
もう1つは、お客さまとの信頼関係の構築です。お客さまから「豊開発さんにお願いして良かった」と思っていただき、長くお客さまとお付き合いができるよう、同業他社より良い改善案を出すように心がけています。

豊開発の現場の深掘り

具体的な提案方法としては、既存の案と改善案の比較表を用いて説明したり、実際に見積を算出し、現状では高いコストがかかる可能性があることを示したのち、改善案を提示したりします。

例えば、過去に鉄道会社から夜間の施工業務を受けた際には、線路上に張られた架線ケーブルに接触し感電する事故を考慮し、一日のうち、停電が可能なわずか75分しか工事の時間を確保することができませんでした。その場合、一日当たりの作業時間が限られるわけですから、工期が延びるだけでなく、日数が長くなる分だけかかるコストも大きくなってしまいます。

そこで、豊開発から、ケーブルに接触しない位置で工事を進めることができれば、停電をさせずとも作業を進めることが可能になり、一日あたりの作業時間をもっと確保できるのではないかと考え、ケーブルに接触する恐れがない工法で改善案を提示いたしました。

実際に工事を進めていくと、誰でも気づくようなことを、確認・計画の段階から発見し、そして豊富な専門的知識と多くの経験をもとに、よりよい工法を提案していくのは私たち専門工事業の仕事です。

これらの提案ができるのは豊開発の強みであると同時に、お客さまと長く信頼関係を築く秘訣でもあります。

お客さまと豊開発、双方がメリットを得られるような提案ができるよう努めています。